JR及び大手私鉄の鉄道の車両動向予想‐西日本編

前回記事の続きですが、前回を読まなくても問題ありません。

 JR東海・西日本

JR東海キハ85系置換えは当面延期になるものと思われます。ステンレス車体なので腐食が無いことと、機関等にニュースになるレベルの大きな問題が無いからです。

東海道山陽新幹線も、700系置換えが完了したことから、新車投入はなさそうです。

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500系(2019年3月撮影)

JR西日本は、201系置換え計画がありますが、回生の使える201系をわざわざ減収したタイミングで置換えはしないと思います。しかし、チョッパ制御器のサイリスタ素子の生産が為されていないなら置換えるしかありませんので、素子メーカー次第となりそうです。

名鉄

名鉄は9500系投入による60006500系置換えが進行していましたが、これはかなり判断に迷うところです。というのも、60006500系置換えによりランニングコストを減らしてコストカットに努めるのか、そもそも新造を先送りにするのかというところの判断が別れるところなのです。

阪急・阪神グループ

阪急1000系列も同様に、ランニングコストを減らしてコストカットに努めるのか、そもそも新造を先送りにするのか微妙なところです。

阪神ジェットカーとして有名な5000型は相当古い上、回生ブレーキも使えないので計画通り置換えになるかと思います。

京阪

一方、京阪は5000系置換えが完了したらしばらく置換え等はなさそうです。ほとんどの車両が改造により回生ブレーキ対応となったからです。もしかしたら3000系プレミアムシート車連結も先送りかも知れません。

南海

片開きドアを持つ南海6000系は、今後設置されうるのドア開閉センサ式ホームドア対応の必要性から置換え継続となりそうですが、もしかしたらセンサー側の工夫により置換え中断となるかも知れません。というのも、京成日暮里駅など片開きのドアに対応出来ているという前例があるからです。

その他

京都市営地下鉄10系は、前期型のみ置換え対象でしたが、置換えは先送りとなりそうです。また、新型特急「ひのとり」を投入したばかりの近鉄を始め、その他の企業でも当面は新車の追加投入はなさそうです。

 

以上の内容はあくまで予想です。今後とも動向はよく注視していきたいと思います。