さらばスーパービュー踊り子…2020年3月ダイヤ改正について

 ご無沙汰しております、akaden101です。

 新型コロナウィルス(正式名称COVID-19)大流行による所謂「コロナショック」により、700系さよなら運転を始めとした多くの臨時列車が運休となる中、ダイヤ改正自体は粛々と実行されました。(尚、埼京線は相鉄の直通開始に合わせて昨年11月末にダイヤ改正を実施済みでした。)

参照→

akaden101.hatenablog.com

 今回改正により、E261系「サフィール踊り子」がデビューし、通常の「踊り子」もE257系での運行を開始しました。これにより、251系での「スーパービュー踊り子」は運行終了となりました。また、中央線快速もグリーン車組み込み準備やホームドア設置の為早朝深夜の緩行線経由での各停運転を取りやめ、終日快速運転となります。さらには、山手線に高輪ゲートウェイ駅が開業し、車両もE235系に統一されました。

   私鉄でも、西武池袋線特急が001系「Lavie」に統一され、西武新宿線快速急行が8年振りに復活します。

今回は、スーパービュー踊り子と中央線快速の二つについてお蔵出し写真を交えて詳しく書いて参ります。

 

 

1.スーパービュー踊り子

 

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東京にて

 今回改正で特急運用消滅となった251系は普通鋼車体、界磁添加励磁制御、DT50ボルスタレス台車といった、253系と同じメカニズムを持ちます。

    海沿いを走行することが多いことは普通鋼車体にとって酷だったのか、それとも205系等の界磁添加励磁制御車両の置き換えに伴う予備部品削減が原因なのかは不明ですが、結局リニューアル工事等を受けることなく置き換えとなります。

 

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車内の様子

前面デザインは世代の近いE217系215系のような「3連前照灯+床下尾灯」と、非常に大きな前面窓を採用しています

内装についても、「スーパービュー」の名の通り、天井近くまである大窓が何よりの特徴となっています。

   他にも、普通の荷物棚ではなく、旅客機のような収納式ハットラックとなっていたり、間接照明が採用されていたりと、グリーン車でもないのにかなり豪華な内装となっています。

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座席のテーブル。

座席のテーブルは近鉄特急のようなアームレスト収納式で、JR車によく見られる座席背面設置形ではありません。

2.中央線終日快速運転

現在中央線快速では、グリーン車組み込みによる12両編成対応が行われています。

一方、緩行線の方は飯田橋千駄ヶ谷等で改修工事が進行しているものの、12両対応は実施されていません。すなわち、「終日快速運転」か「早朝深夜は三鷹以西も各停用車両(10両G車無し)で運行」の二択となっていました。ここでJRは「終日快速運転」を選択し、今回の改正に至ったわけです。

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中央線快速のE233系電車

 ※相模湖幕となっている理由は

中央本線単線運転 - akaden101の雑記帳を参照してください。

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新設されたトイレ

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トイレ使用開始時期に関するお知らせが。

グリーン車組み込み準備工事完了車はトイレが設置済みでしたが、写真の通り「使用開始は2019年度末」となっていました。すなわち、本改正より使用開始のはずですが、そもそも改正以来電車に乗っていないので自分の目では確認できませんでした。

 

ちなみに、12両化工事の様子を、所用のついでに一部取材したので別記事にする予定です。

 

  前述の通り、新型コロナウイルス流行により、さよなら運転やイベントが次々中止となる等、寂しいダイヤ改正となってしまいました。やはり健康が一番ですので仕方がありませんが…

 皆様も十分お気を付けのうえお過ごしください。