JR相鉄直通開始ー3.西谷駅
※前回のJR相鉄直通開始ー2.羽沢横浜国大駅 - akaden101の雑記帳の続きです。
さて、新宿からやってきて、羽沢横浜国大で散々駄弁った後にやってきた西谷駅についてです。ちなみに、この駅でいったん改札を出て即入り直しました(不正乗車防止のためです)が、やはり暇つぶしできそうな店は構内にはなく、直通列車待ちの暇つぶしは相鉄本線列車の撮影くらいでした。
1:運行設備
今回訪問した西谷駅は既設の駅ですが、直通に際し、様々な改造が加えられておりました。
駅の海老名方には引き上げ線が新設されていました。本線、直通線双方から入出庫可能な構造のようです。(このため、全ての番線の信号機下に入換信号機が設置されております) 有効長が何両かは確認できませんでしたが、直通線への当駅始発列車が時刻表に書いてある以上、10両編成に対応しているようです。
配線がはっきり映る場所が見当たらなかったので、配線略図をざっくりと作成しました。
(ペイントで数分で作ったので、お見苦しいですがご容赦下さい。)
シーサスクロッシングが3基もある光景は壮観ですね(笑)
特急等の通過列車含め、本線の列車は2、3番線を、JR直通は1、4番線を使用しております。このため、JR直通列車が引き上げ線へ入出庫する際には本線を完全にふさいでしまう恰好となります。このためか、西谷始発のJR直通は早朝、深夜にしか存在しないようです。着線干渉しないようにするには、「本線各停を当駅折り返しにして、JR直通の各停と接続をとる」という使い方が考えられますが、現在のダイヤにはそのような列車は設定されておりません。しかし、輸送障害発生時には、そのような運行形態をとれば平常運行復帰に一役買える…かもしれません。
続いて、横浜方の設備を見ていきましょう。横浜方には渡り線などは設置されておらず、特急などの退避は不可能になりました。また、写真には大蛇のごとき状態で置かれている雑多なケーブルが映っていますが、「とりあえず建築限界の範囲外にどかした」状態のようですので、おいおいケーブルトラフ等にきれいに収納されるでしょう。
ここで、私は「なぜ(小田急の代々木上原駅のように)直通線を本線の間に挟まなかったのだろう」と疑問に思いましたが、横浜方の線形を鑑みると、直通線を本線の間に挟む場合本線下りに急曲線が出来てしまうので、それを回避したかったのでこのような線形になったものと思われます。
また、直通線の勾配は35‰となっており、省令の限界の勾配です。とは言っても、東急東横線渋谷付近や、上野東京ライン(正式には東北本線)神田付近等、最近竣工した路線ではよく見られる勾配です。
さて、次回は、武蔵小杉駅の小変化についてJR相鉄直通開始ー4.武蔵小杉駅 - akaden101の雑記帳にてお伝えします。